Message from MIYAMA
代表挨拶
お気に入りのファッションを身につけお気に入りの小物をディスプレイしお気に入りの音楽を聞き自己を表現するように建築はアイデンティティーの1つです。しかし不動の建築は同時に都市のデザインを構成する1つであり、周辺環境と協調するデザインを試行錯誤します。アイデンティティーと協調が歩みよるには普通であって普通でないこと。社会に緩やかな新しい提言をすること。設計の打合せをする際にいつも話題になることがあります。広いとか狭いとか。
設計をする際のほとんどは、敷地の絶対広さと建ぺい率・容積率が決まっており物理的な広さの制限が決まっている訳で、広い狭いは土地の取得時点から考えないと意味がないと思っています。大切に考えたいのは体感的なもの。体感的にちょうどいい空間ということ。愛すべき建築。愛される建築。これを大切にしています。時には自分にしか使いこなせないと感じられる事は愛着へと繋がります。使いこなしてねと問いかけを感じる美しい豊かな空間は魅力的です。現実的に物事を考え、バランスのとれたデザインを大切にしています。税金・イニシャルコスト・ランニングコスト。環境に対する負荷やエネルギー。店舗や医院であれば高い安全性と効率と収益性。すべての事柄はコストに直結します。デザインの1つ1つにも意味を持たせ、コストを軽減しながらも美しいデザインをすることが私たちの仕事です。